若草写真館 中国(麗江・シャングリラ・梅里雪山旅行記 九寨溝・黄龍旅行記 カナダ旅行記
ラスベガス・グランドキャニオン旅行記 サンフランシスコ・ヨセミテ旅行記 スイス旅行記
2008年(平成20年)、ネパ ールは以前から行ってみたい国の一つで気候がよくてヒマラヤ山脈やエベレストが一番美しく見える時期に写真を撮影したいと思って今回のツアーに参加しました。当初12月3日の出発がタイのバンコク空港がデモ隊に占領されて延期になり、24日の出発になりました。ネパールといえばヒマラヤ山脈、高地のイメージがあり12月と云えば寒いと思われますが、緯度では奄美大島と同緯度であり、気温も20℃くらい、標高もカトマンズ1300m〜1400m、ポカラで800m位で過ごしやすい時期でした。山の写真を撮るには乾期の10月〜5月ですが、雲の少ない写真を撮るなら11月〜3月がベストのようです。今回夕日観賞を除いて全ての日程で快晴に恵まれて、美しいヒマラヤの山々を堪能でき、写真も思う存分撮影すること が出来ました。 ポカラのサランコットの丘やナガルコットの丘の朝日観賞、ヒマラヤ山脈の遊覧飛行ではエレベストを始めとしてすばらしい自然のパノラマ風景に感動しました。カメラのメデイアはSDカード合計18GB持参しましたが、動画・写真含めて12GB使用しました。
ネパ ールといえば直ぐにヒマラヤ・エベレストと山のイメージですが、今回のツアーでは山だけではなく3つの世界遺産(カトマンズの古都、バクタプル、パタン市街地、カトマンズ市街地などの古い寺院)を訪ねて山以外に人々の生活風景など写真になる風景は沢山ありました。
今回はタイ航空だったのでバンコク経由カトマンズ、カトマンズからポカラと空路です。往きは何れも「右側窓席」復路は「左側窓席」を希望すればヒマラヤの美しい光景を楽しめます。最後の日のヒマラヤ遊覧飛行は価値のあるオプションでヒマラヤの絶景に参加者全員感激していました。(福永攻治)
【ツアー名】 感動のネパール・大自然紀行7日間 【参加人員】 9名
【ツアー会社】 阪急交通社
【日程】 2008年(平成20年)12月24日〜30日
12月24日 福岡発⇒空路、タイの首都バンコクへ。 到着後、市内でタイ料理の夕食後ホテルへ。 バンコク泊
12月25日 バンコクから空路、ネパールの首都カトマンズへ。 国内線にて空路、ヒマラヤの展望の街で、世界有数の山岳リゾート・ポカラへ。 着後、日本山妙法寺広場までの夕景鑑賞 ポカラ泊
12月26日 早朝/サランコットの丘展望台よりヒマラヤの山々の朝日観賞〜
午後/ペワ湖周辺・ポカラ観光【ヒンドゥー教のヒンドゥバシニ寺院、河が地面深く切れ込んだデビッドフォール渓谷、オールドバザール、夕暮れ色染まるヒマラヤをペワ湖ボート遊覧と湖上に浮かぶバラヒ寺院の見学】
ポカラ泊
12月27日 早朝、ホテルの屋上で朝日観賞
空路、カトマンズへ、 世界遺産バクタプール観光【ニャタポラ寺院、ダルバール広場、旧王宮、ダッタトラヤ寺院観光】 午後/バスにてヒマラヤを望む村ナガルコットへ。 宿泊ホテル屋上テラスよりサンセットビュー見学
ナガルコット泊
12月28日 早朝/ホテルの屋上で日の出観賞。
パタンへ、市内観光【クリシュナ寺院、ゴールデンテンプル、フンベシュワール寺院、ダルバール広場、旧王宮】
午後/世界遺産カトマンズ市内観光【スワヤンブナート寺院、ハヌマンドカ(カトマンズ王宮広場)、ダルバール広場、クマリの館、カストマンダップ】 夕食はレストランにてネパール民族舞踊を見ながらのネパール料理
カトマンズ泊
12月29日 午前/ホテルにて朝食後、【オプショナルツアー】 世界最高峰エベレストを望むヒマラヤ遊覧飛行。空路、バンコクへ。 機中泊
12月30日 00:50/バンコクより空路、タイ国際航空直行便にて帰国の途へ。
08:00/福岡空港着後、解散。

ネパールについて
インドと中国チベット自治区に接する東西に細長い内陸国で国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成っていてヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしています。
ネパールの国土は、海抜の低い土地から8850メートルのエベレスト山まで有し、世界で最も高低差のある国です。
エベレストは、イギリスの測量局長官ジョージ・エベレストにちなんで名づけられたが、現地のシェルパ族からは「大地の女神」という意味の「チョモランマ」と呼ばれ、これはチベットでの名称です。
首都 カトマンズ
言語 公用語はネパール語、多くの人が英語を話します。
通貨 ネパール・ルピー(Rs.)US$1=約74.50Rs.(1Rs.=約1.6円)
歴史 これまで他国に支配されたことのない独立君主国で、昔ながらの歴史、文化、伝統を残しています。1768年プリティビ・ナラヤン・シャー王が王国を統一。1990年王国の新しい民主国憲法が公布されました。ギャネンドラ・ビル・ビクラム・シャー・デヴ国王はシャー王朝12代目の王。一昨年王が引退して現在は政党政治になっています。
気候 ネパールには4つのシーズンがあります。春(3月〜5月)、夏(6月〜8月)、秋(9月〜11月)、冬(12月〜2月)※また、10月〜5月は乾季、6月〜9月は雨季となります。気温は地域によって大きな差がありますが、例えばカトマンズは5月から9月ぐらいまでは暑く、気温が30℃を超える事もあります。冬は天気が良ければ20℃に達する日もありますが、朝晩と日中の寒暖差が大きいのでご注意が必要
料理 日常食はダルバート・タルカリ(ダル:豆のスープ、バート:炊いたご飯、タルカリ:カレー味の野菜)。他には、アチャール(漬物)、鶏肉、子羊肉、ヤギ肉、魚など。牛は神聖な動物なので牛肉は口にしません

1日目(24日) 福岡空港からタイの首都バンコクへ                                  (バンコク泊 トンタラホテル) 
福岡空港午前11:45発の便で、タイ・バンコックまで所要時間6時間 、時差は−2時間で飛行場に着くといきなり30℃の蒸し暑さにシャツ1枚で宿泊ホテルへ。夕食はホテルから15分のレストランNOPPARATでタイ料理とショーがありました。
タイは世界的な不況とバンコック国際空港のデモ隊の封鎖事件で観光客が激減してホテルやレストランは苦戦をしていました。
ホテルの部屋から・朝焼けのバンコク市街 宿泊のホテル
歩道に信号機がないので人手でうまく整理していました。 バンコク空港でのツアー参加者

 2日目(25日) 空路・ネパールの首都カトマンズ〜山岳リゾート・ポカラへ     
                                                                              (ホテル:ポカラグランド):泊
カトマンズより西へ200kmのところにある「ポカラ」という地名はネパール語の「ポカリ」(湖)という言葉から来ており、その名の通りアンナプルナ氷河を水源とするペワ湖、ベグナス湖、ルパ湖の美しい湖を持つ町です。標高は海抜827mとカトマンズに比べると低いため、気候もカトマンズより温暖です。この標高の低い町のすぐ近くに8,000m級の山々がそびえているため、世界でもまれな景観を誇っているようです。
タイ航空10:35発でネパールの首都カトマンズへ 12:50着(日本との時差−3:15)、ネパール国際空港の隣にある小さな国内空港でポカラに向かいました。カトマンズ空港に着く30分前にヒマラヤ山脈が見えてきました。(右側)
バンコクからカトマンズの飛行機 カトマンズからポカラへの飛行機(行きは右側がヒマラヤです)
日本山妙法寺のミニハイキング
フェワ湖南方の丘にポツンと見える白いストゥーパが日本山妙法寺で標高1113mの丘にありました。駐車場から石畳を歩いて行く途中、のどかな村人の生活に触れ合うことができました。一方子どもたちがついてきて、つい物をあげたくなるのですが、ガイドさんから注意されていますので無視するしかありませんでした。1人にやれば村中の子供がでてくるそうです。
宿泊ホテルのポカラグランド(屋上からの風景は最高) ホテルのバイキング
 3日目(26日) 空路・ネパールの首都カトマンズ〜山岳リゾート・ポカラへ     
                                                                              (ホテル:ポカラグランド):泊
サランコットの丘の朝日観賞  
ポカラにある標高1,592mのヒマラヤの展望地で、マチャプチャレ峰をはじめとする雄大なヒマラヤの山々を展望できる所ですが、当日は雲が出て山全体は見えませんでした。丘の麓までは、乗用車でいき、そこから40分程度緩やかな石畳の階段をゆくと丘の頂上です。帰りはゆっくりと村の風景を撮影しながら降りていきました。
展望台より村を見下ろすと朝日があたり、なんとも云えない風景が展開していました。
マチャプチャレの頭は雲で見えませんでした。
サランコットの展望台へ 展望台近く店で英語の勉強をしていた少女
農家の風景・日本のさくらの原種と云われる秋に咲くネパールの桜がありました。
農家の風景・日本のさくらの原種と云われる秋に咲くネパールの桜がありました。 丘から見える街はチベット人の難民キャンプでした。
ポカラの街 散策
ネパールの女性は家事や野良仕事、稲刈り、脱穀など外で働いているのは殆んど女性でした。男性は外でしゃべったり、Lud0というゲームに興じていて働いている所はほとんど見ませんでした。
神様の使いとして大切にされ悠々と繁華街を散歩する牛。車も牛の横断には一旦停車。
自分の畑で採れた野菜を売りに来る女性 川で洗濯をする女性・とにかく働いているのは女性ばかり。
ポカラの子供/学生
ペワ湖周辺・ポカラ観光
ネパールで2番目に大きな湖で、ポカラの観光の中心地です。ボートをこいだり、ヒマラヤを眺めたりしながらゆったりとした時間をすごすことが出来る所ですが残念ながら当日は山は見えませんでした。ボートで日本の歌を合唱しながら湖の真ん中にあるバラヒ寺院に行き、対岸の町で買い物をしました。
ヒンドウバシニ寺院 ネパール人の新郎・新婦を囲んでの記念写真
チベットの鍋料理(野菜が中心) ペワ湖をボートでバラヒ寺院へ
バラヒ寺院 お土産のハガキ・カレンダー・写真を購入
パラヒ寺院でのネパール女性(なかなかの魅力的な女性達でした)

4日目(27日) カトマンズ(世界遺産バクタプール)、ヒマラヤを望む村ナガルコット。
    
                                                                   ナガルコット泊   ホテル:クラブ・ヒマラヤ
早朝 AM5時半起床。ポカラのホテル(ポカラグランド)の屋上で三脚・カメラを準備して朝日を待ちました。
6時半頃からポカラのまわりの山(アンナプルナ連峰)が姿を現し、パノラマに感動。、
間もなくマチャプチャレ峰が赤く染まり始め美しい山々に感動です。
               マチャプチャレ(6,993m)       アンナプルナIV峰   アンナプルナII峰
ネパールのマッタホルン!朝日に輝く  マチャプチャレ6,993m! 
やはりこの姿は美しい・・ポカラの一番人気はこの山! 通常、テールフィッシュ(魚の尻尾)といわれています
↓アンナプルナIV峰 
乗客1人乗りヘリコプター(20分1万円) ホテル・ポカラグランドの庭でのツアー参加者
空路、カトマンズへ、 世界遺産バクタプール観光【ニャタポラ寺院、ダルバール広場、旧王宮、ダッタトラヤ寺院観光】 午後/バスにてヒマラヤを望む村ナガルコットへ。 宿泊ホテル屋上テラスよりサンセットビュー見学
カトマンズ
カトマンズはネパール王国の首都であり、トレッカーの登山基地で、ネパールのほぼ中央に位置し、標高は1350m、東西約25km、南北約19kmの小さな盆地にあります。周囲をエベレストを含む東ヒマラヤの山々に囲まれていてヒマラヤ登山はここで旅の支度をします。カトマンズは、王宮や数えきれない程のヒンドゥー教や仏教の寺院などが平和的に共存している歴史ある町で代表的な建造物としてスワヤンブナート寺院、国立博物館、ダルバール広場、バラジュ庭園などがあります。17世紀の歴史的な建造物が多く残るカトマンズ盆地全体が、カトマンズの渓谷として1979年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
カトマンズ盆地には3つの王朝が栄えていたのがカトマンズ・バクタブル・パタンです。
この3つを統一したのが前国王の先祖のゴルカ朝で、これらの王宮及び付帯のお寺は全て世界遺産に登録されています。この3つ何処を見ても同じ様式・配置に見えるので時間がなくて一つだけ見るならならば、一番遠いけれども「バクタプル」だけでいい気がしました。ネパールらしい様式をもった小さな町で古い中世の趣きのあり、写真を撮るならここがベストでした。
世界遺産バクタプル観光      12月27日
バクタプルは889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、その後12世紀〜18世紀の間、首都のひとつとして栄えました。別名「バドガオン」(信仰の街)とも呼ばれており、カトマンズ、パタン同様カトマンズ盆地の代表的な古都ですが、ネワール族の町の中ではこのバクタプルが一番中世の町並みをそのまま残しています。喧騒のカトマンズに対し、田園地帯の小高い丘の上にある、人口22万人ほどの非常に静かでのんびりとした小さな街です。住民の8割以上がネワール族で、農業に従事している人がほとんどです。1934年の大地震で、数多くの寺院や僧院、民家が被害を受けましたが、1970年代以降、復興が進み、今でも世界に誇るネワール族のすばらしい建築物や彫刻を見ることができます。赤レンガ造りの町並みの中を散策していると中世の世界を歩いているような不思議な気分にさせられます。また、晴れた日にはヒマラヤを望むことが出来るそうです。
バクタブルの街
バクタプルの陶工広場
ニャタポラ寺院
1702年にプパティンドラ・マッラ王により建立されたカトマンズ盆地で
一番高い30mの寺院で、バクタプルの町の外からでも目にすることができます。「ニャタポラ」とは「五重の屋根」という意味で、この寺院は5段の基壇と五層の塔で成り立っています。石段の両側には、下から順に伝説の戦士(ジャヤ・マッラとパッタ・マッラ)・象・獅子・グリフィン・女神の石像が守護神として1対ずつ置かれており、普通の人間の10倍の力を持つ、といわれる伝説の戦士から順に上に行くにつれて力がさらに10倍ずつアップするといわれています。この寺院の本尊は女神シッディ・ラクシュミであるといわれていますが、扉は釘付けされており、一度も開けられたことがありません。1934年の大地震の際にも、この寺院は最小限の被害にとどまったため、建築技術の高さが評価されています。5段の基壇の上に立つと町を見渡すことが出来ます。
トゥマディー広場
ダルバールスクエアから細い小道でつながっています。カトマンズ盆地で一番高い寺院であるニャタポラ寺院を始め、17世紀〜18世紀に造られた寺院の数々があります
ダッタトラヤ寺院

1427年にヤクシャ・マッラ王の統治時代に建立され、1458年にビシュワ・マッラ王により、改築されました。1本の木から彫りだされたといわれている寺院です。ヒンドゥー教の寺院で、本尊はヴィシュヌの化身であるダッタトラヤです。寺の正面には柱があり、その上にはヴィシュヌの乗り物であるガルーダの像があります。また、入り口には、伝説の戦士のジャヤ・マッラとパッタ・マッラの像が一対あります。ダッタトラヤはブッダのいとこであるとされるため、仏教徒にとっても重要な寺院で、ヒンドゥー教・仏教の両教徒が参拝します。この寺院はもともとただの休憩所として造られたものでしたが、1958年の改築以降重要な寺院になったといわれています。増築されて3層になった寺院はヒンドゥー教における三位一体の神をあらわすといわれています。

ダルバール広場(右手の建物が旧王宮)
旧王宮前にある広場で、旧王宮・寺院を中心にすばらしいネワール建築の数々を見ることができます。建物の多くは17〜18世紀のネワール美術の花開いたマッラ朝のものです。カトマンズ、パタンにもダルバール広場があり、皆すばらしいですが、このバクタプルのものが一番美しいとされています。広々とした広場は寺院やモニュメントに囲まれ、独特の雰囲気をかもし出しています
ネワール(ネパール民族)彫刻の最高傑作とされる孔雀の窓 中世の面影が残っている街を散策
ナガルコット
カトマンズから約35kmの場所にあるナガルコットは、ヒマラヤの展望台としてランタン山群やロールワリン山群の高峰を見渡すことが出来るところですが夕方は雲で見えませんでした。
クラブヒマラヤの夕食はネーパル民族音楽とネパール料理でした。

5日目(28日)     パタン市内観光・世界遺産カトマンズ市内観光              
                                                                      カトマンズ :泊  ハイアットリージェンシー
早朝/ヒマラヤの日の出観賞。午前/「美の都」と称されるパタンへ、市内観光【クリシュナ寺院、ゴールデンテンプル、フンベシュワール寺院、ダルバール広場、旧王宮】
午後/世界遺産カトマンズ市内観光【スワヤンブナート寺院、ハヌマンドカ(カトマンズ王宮広場)、ダルバール広場、クマリの館、カストマンダップ】 夕食はレストランにてネパール民族舞踊を見ながらのネパール料理
ホテル(クラブヒマラヤ)の屋上での日の出撮影
ランタン・リルン(7,234m)

ガネーシュ山群・ヒマール(7,406m)

ガンチェンポ(6,387m)
クラブ・ヒマラヤホテルの屋上からのパノラマ
宿泊したクラブヒマラヤ ホテル
道ばたでピーナッツと古着を売っている女性が携帯電話を(何かアンバランスな風景)
世界遺産・美の都 パタンの観光  12月28日

旧王宮前にある広場で、カトマンズやバクタプル同様に、旧王宮・寺院を中心にすばらしいネワール建築の数々を見ることができました。建物の多くは17〜18世紀のネワール美術の華開いたマッラ朝のもので周囲の寺々が石畳の路をはさんで、ほとんど軒を接するほどびっしりと建てられていました。

                                                            パタン・ダルバール広場
右側:旧王宮の建物群(手前から、スンダリ・チョーク、ムル・チョーク、高い塔がタレジュー寺院)
左側:手前から、チャシン(クリシュナ)寺院、ハリ・シャンカール寺院
クリシュナ寺院
17世紀のシディナラシン王の時代に建てられたと言われるこの寺院には、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるクリシュナが祀られています。クリシュナとは、マハーバーラタ戦争の際に正義のために戦ったとして、ヒンドゥー教徒に広く人気のある神様です。この寺院は、ネパールでは珍しい石造りで、他の追随を許さぬ石造建築の傑作であるといわれています。寺院の前には、ヴィシュヌ神の乗り物であるガルーダの像があり、壁と2階には「マハーバーラタ」の物語が、3階には、「ラーマーヤナ」の物語が刻まれています。ネパールを代表するシカラ建築の建物で、21の祠を持っており、ブッダも祀られています。ヒンドゥー教徒にとっては非常に重要な寺院で、クリシュナの誕生日にはインドからも多くの巡礼者が訪れ、寺院が人々に埋め尽くされるそうです。
パタン・ダルバール広場の動画
2008年12月28日:AM10時撮影


中央の矢印をクリックするとスタートします⇒
ゴールデンテンプル

12世紀にバスカル・バルマ王によって建てられたといわれ、正式名はヒラニャ・ヴァナル・マハヴィハール寺院といい一般的にはゴールデン・テンプルと呼ばれています。その名の通り、本堂は金箔で覆われ、仏像も金色に輝いています。この寺院は、ネワール族の僧院で、マンダラや仏像、経典などが収められています。また、入り口の門の天井には精巧な石のマンダラが描かれていました。チベット仏教徒にとっても大切な寺院で、一日に何度も参拝する人たちもいるそうです。

スワヤンブナート寺院

カトマンズの町を見下ろすように建っているのがスワヤンブナートでカトマンズがまだ湖であった時代に、この地にやってきた文殊菩薩が湖を切り開き、カトマンズを盆地に変え、大日如来を讃えて、スワヤンブナートを建てたという伝説を持っているそうです。約2,000年の歴史を誇るこの仏塔は、ネパールで最も古い寺院で、世界で最も壮麗な仏塔の一つとされています。仏塔にたどり着くには385段の階段を露店や物乞い、獅子やガルーダの石造をその参道に見ながら進んでいきます。仏塔の高さは15m、四方に全てを見通すというブッダの眼が描かれています。境内で見られる建物は多様です。子供を護る神様を祀るハリティ寺院やチベット仏教のカルマ・カギュー派の僧院、インドのシカラ様式の仏塔・・・と宗教の混在するネパールならではの寺院と言えます。

スワヤンブナート寺院からのカトマンズ市街
昼食は日本ソバ
カトマンズのホテル・サンセット・ビューのオーナーが開いたホテルのソバ・レストランに行きました。ソバ職人は日本へ留学し、戸隠のそば屋さんで修業を積んだそうで久し振りのおいしいいソバを食べて大変満足でした。
世界遺産カトマンズ市内観光   12月28日
カトマンズは、人口がおおよそ70万人のネパールの首都で、別名を「カンティプール」(栄光の都)と言います。1990年の民主化を機に急速に成長を遂げています。首都にしては小さな印象を受けますがここはネパール随一の大都会です。レンガ造りの街並みは中世の世界に迷い込んだような印象を受けます。街のいたるところに小さな寺院があり、宗教都市としての趣もたっぷりです。日本人にとってはなぜか懐かしくてたまらない気持ちにさせられる街でもあります。かつてこのカトマンズこそが「ネパール」と呼ばれていました。今でも農村部の人たちは「カトマンズへ行く」ことを「ネパールへ行く」と言うそうです。 
ダルバール広場
「ダルバール」とは「宮廷」という意味です。その名のとおり、マッラ王朝時代にはカトマンズ王国の中心部で王たちが美しさを競い合って建てた広場なので、その建物の装飾の美しさには目を見張るものがあります。広場に立ち並ぶ20数棟にも及ぶ寺院にはいろいろな時代のものが混在して、このように古くから王族の由緒正しい場所であるダルバール広場では、今でも王族の戴冠式や即位式が行われます。この広場には生き神の住むクマリの館を始めとする見どころが多くあります。また、周囲にはハヌマン・ドカと呼ばれる旧王宮もあり、いつも観光客で賑わっています。広場の近くには庶民のバザールもあります。
シヴァ・パールバティ寺院
18世紀にゴルカ王朝のバハドゥール王によって建てられたもので、2階の窓からシヴァ(破壊の神)とパールバティ(その奥さん)の彩色された木彫りが町を見下ろしています。寺院の入り口には寺を守る白いライオンの像があります。
ツアー参加者がマスクをかけているのは風邪を引いたのではなくて埃・粉じん対策です。
一番綺麗なお寺 広場の露天風景
街角の子供 街角の親子
クマリの館
1757年にカトマンズ最後のマッラ王朝の王、ジャイ・プラカース・マッラによって建てられた、生き神と信じられているクマリが住んでいる館です。2頭のライオン像がその入り口を守っています。クマリはタレジュー神(ドゥルガ)の化身であると信じられており、ネワール・サキャ族の由緒正しい家の出身の、少女の中から選ばれます。他の地域にもクマリは何人かいますが、このカトマンズのクマリが最も重要なクマリであるとされているそうです。今回お布施をするとクマリは顔を見せてくれましたが写真撮影は禁止でした。
ネパール最後の夜はカトマンズのレストランで民族舞踊を見ながらのネパール料理でした。

6日目(29日) 世界最高峰エベレストを望むヒマラヤ遊覧飛行〜バンコクへ    機中:泊
ヒマラヤ遊覧飛行  12月29日
ネパール旅行のハイライトはやはり、空から大自然を満喫できる『ヒマラヤ遊覧飛行』だと思います。まじかで壮大な山々を眺めることができる迫力満点のヒマラヤ遊覧飛行でした。雪の筋がとても美しく見えたり、言葉には表わすことができない位美しい風景を楽しむことができて感激でした。
最終日、いよいよヒマラヤ遊覧飛行です。
早朝5時に起床して食事をしていると霧のため飛行機が飛ばないのでホテルで待機とのこと。外を見ると霧で何も見えないのでダメかと思いながらも何んとか飛んでくれるように祈りながら待ちました。このフライトは天候に左右されます。あきらめかけた10時に添乗員の渡辺さんから連絡で荷物を持ってとりあえず飛行場に行き、待機しました。そして帰りの飛行機時間ギリギリで遊覧飛行が飛び立ちました。遊覧飛行ではエレベストでUターンしてくるので往路は左側、復路は右側がヒマラヤ山脈が見えます。今回はツアーの方の協力で往復とも撮影する事ができました。又順番に交代でコックピットでの撮影ができて運よく私の番でエベレストが見え、撮影ができました。
ネパールの山の遊覧飛行は2つあります 飛行機のコックピットからのエベレスト
                               エベレスト(8848m)    ロッツエ(8501m)
                エベレスト(8848m)    ロッツエ(8501m)
                        エベレスト(8848m) ロッツエ(8501m)         マカル(8475m)
ヒマラヤの山々のパノラマが広がります
                                                           カクリ・シャンカル(7145m)        メルンチエ(7181m)
50分間の飛行でしたがあっというまのヒマラヤのショーでした。飛行場に到着すると皆さん感激したようで拍手と万歳でした。
遊覧飛行機からのエベレストの動画
2008年12月29日:AM11時撮影


中央の矢印をクリックするとスタートします⇒
遊覧飛行が無事終わり、早速カトマンズ発13:55でタイのバンコクへ 、乗継のため空港で4時間待ち。
7日目(30日)     空路、タイ国際航空直行便にて帰国           
1:20発タイ国際航空直行便にて福岡へ。 08:00/福岡空港着後、解散となりました。

今回の旅行でお世話になった方々

阪急交通社 添乗員
        
渡辺和美さん

旅行中は大変お世話になり、おかげで大変満足した旅行でした。
今回のツアーは9人の参加者で男性は私し1人で気を使ったのではと思います。私自身はエレベストを初め沢山の写真撮影ができてとても満足した旅行でした。


ネパール 現地ガイド
 
ニルマニ ラル シュレスタさん

カトマンズの日本語学院の教師でガイドの通称ニールさんは空港や各観光地に知人(多分生徒さん)が多く顔もひろいのには驚きました。日本語もうまく、知識も豊富で楽しい旅行ができました。生きてる内に再度ネパールへ行きます。
写真撮影・HP制作

    福永 攻治
天候に恵まれ沢山の写真が撮影できました。整理が大変ですがとりあえず写真・旅行記を掲載しました。
旅行参加者の方で小さい写真で拡大写真が必要な場合はメールください。

メールアドレス wakakusa@csf.ne.jp
若草写真館 
http://wakakusa3.sakura.ne.jp/