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平成12年2月〜4月に撮影したヤマセミの写真です。
この地域のヤマセミは川の堰近くの緩やかな所で魚を捕獲したり、水浴びをしていました。ヤマセミはカワセミ以上に敏感で近距離撮影が非常に難しく、シャッターチャンスが非常に少ない撮影になりますので体力・気力勝負になります。撮影に当たっては、地元の方々の情報(カメラ設置場所、駐車場、ブラインドの必要性等)をもらい、細心の注意を払う必要があります。
撮影機材は望遠で800mm、時には迷彩ネットが必要です。
この地域のヤマセミは3月〜5月に求愛給餌、交尾をし、上流の土手に20cm位の巣をつくり、子づくりをするそうです。(福永攻治)
●撮影機材
(カメラ )  D7000 + マルチドットType-S 照準器
(レンズ )  Ai AF-S Nikkor ED 500mm F4D II(IF)+ 1.7×テレコン  三脚使用
(迷彩ブラインド)   Breath (ブレス)迷彩ネット  

●撮影場所   熊本県 矢部川・菊池川上流  
 

ヤマセミ(山翡翠、学名:Megaceryle lugubris)は、ブッポウソウ目・カワセミ科に分類される鳥類の一種である。山地の渓流に生息するカワセミの仲間である。
●体長は約38cm。翼開長は約57cm。カワセミの倍、ハトほどの大きさで、日本でみられるカワセミ科の鳥では最大の種類である。頭には大きな冠羽があり、からだの背中側が白黒の細かいまだら模様になっているのが特徴。腹側は白いが、あごと胸にもまだら模様が帯のように走っている。オスとメスはよく似るが、オスはあごと胸の帯にうすい褐色が混じる。
●名のとおり山地の渓流や池の周囲に生息するが、冬は平地の河川や海岸にもやってくる。単独または番いで生活する。食性は動物食。採餌するときは水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫を捕食する。ときには空中でホバリング(滞空飛行)しながら飛び込むこともある。カワセミと同じように捕獲後は再び石や枝に戻ってえものをくわえ直し、頭から呑みこむ。大きな魚をとらえた時は足場に数回叩きつけ、殺してから呑みこむ。繁殖形態は卵生。川や湖の岸辺の垂直な土手に嘴を使って巣穴を掘り、巣穴の中に4-7卵を産む。