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白山宮の本殿は、県内最古の木造建築で、もともとは人形山頂にあったものを、平安末期に上梨集落に移築したもので、国の重要文化財に指定されています。本尊の秘仏十一面観音菩薩は、33年ごとに御開帳されます。例祭では「こきりこ」が奉納されるそうです。
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村上家
五箇山地方の合掌造りの中でも、建築当時の様式を今に伝える貴重な合掌家屋として、国の重要文化財に指定されています。ま |
白山宮境内 |
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筑子(こきりこ)とは、田楽の替名で、古くは大化の改新のころ、田舞として発祥したとされています。五箇山の秋を彩る「こきりこ祭り」では、白山宮境内の特設舞台で、ささらを鳴らしながらの優雅でキレがある踊りが披露され人々を魅了します。総踊りでは、保存会員と来場者全員でこきりこを踊り、楽しく覚えることができます。
こきりこに欠かせない「ささら」。「シャ」という音が、まるで合いの手のように踊り全体を引き締めています。人間の煩悩と同じ108枚、選りすぐりの桧板を紐で結わえてあります。編み方次第で音の良し悪しが左右されるため、熟練した職人が丹精込めて作っています。その斬新な造形から、置物にもなる不思議な楽器。最近では、インテリアとして買い求める方も多いようです。
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本殿での踊りが終わると、白山宮前でこきりこ踊りの総踊りです。
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世界文化遺産 平成7年12月9日登録
白川郷・五箇山の合掌造り集落は、飛騨地方の白川郷(岐阜県大野郡白川村)と五箇山(富山県南砺市)にある合掌造りの集落群で1995年12月9日にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された
菅沼集落は庄川の谷あいにせり出した平坦地にあり、三方を庄川に囲まれ、もう一方は雪持林(ゆきもちりん)の茂る急斜面となっています。
集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り家屋です。これらの合掌造り家屋は江戸時代末期(19世紀前期〜中期)に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが6棟、最も新しいものは大正14年(1925)に建てられていて、このころまで合掌造りの家が建築されていたことがわかります。
五箇山は江戸時代、和紙や養蚕、鉄砲の火薬の原料である「塩硝(えんしょう)」が主な生産品でした。菅沼集落でもそれらを生産するかたわら、わずかな土地を利用した稲作と、なぎ畑と呼ばれる焼き畑農業で生活が行われていました。塩硝の生産は、明治になって加賀藩の庇護がなくなったことや安価な輸入品のために衰退してしまいました。
菅沼は小さいながらも日本を代表する山村集落として、昔からの景観を変えることなく、訪れる人々に歴史を語り続けています。
東海北陸自動車道の五箇山ICから菅沼方面へ車で2分。駐車場500円。
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駐車場から156号線を100m行くと集落全体が見渡せます。 |
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集落内のお土産屋
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