2014年(平成26年)、北海道は退職後に春夏秋冬訪れましたが、ただ利尻・礼文島には渡っていませんでしたので、2014年10月2日福岡発・阪急交通社の利尻島・礼文島と大雪山(3泊4日)のツアーに参加しました。
このツアーは、この時期になると利尻島に宿泊しても82,500円と割安(8月頃のシーズンだと14万円位)でした。 ツアー参加の目的の利尻富士と層雲峡の紅葉撮影は、運よく天気に恵まれました。  (福永攻治)
旅行日程・コース
1日目(10月2日) 
福岡空港⇒ 新千歳空港=稚内市内=稚内温泉 【バス走行距離:約365km】

◆夕食は毛ガニ付(約300g)稚内名物たこしゃぶ御膳 【宿泊先:ホテル喜登】

2日目(10月3日) 
ホテル(5:40頃)=稚内港 〜<▲ハートランドフェリー: 香深港

(礼文島観光)
スコトン岬(礼文島最北限の岬:)→スカイ岬(礼文島一の透明度を誇る海:)=香深(『海鮮丼』の昼食:)=北のカナリアパーク=香深港 〜ハートランドフェリー:〜鴛泊港
(利尻島観光)
姫沼(原生林に包まれた神秘の沼:)=オタトマリ沼(白い恋人のパッケージで有名な利尻富士の絶景を観賞:)=仙法志御崎公園(利尻島最南端:)=利尻富士温泉 【1日のバス走行距離:約115km】
◆夕食はいくらのかけ放題や、寒ひらめのお造りなど『北の味覚満載膳』。 ◆利尻富士の麓に湧く温泉 『北の味覚満載膳』 【宿泊先:北国グランドホテル

3日目(10月4日) 
ホテル(8:00頃)=利尻島】鴛泊港<▲ハートランドフェリー:>稚内港 =稚内(海産物のショッピング:)=宗谷岬(日本最北端の地:)=猿払(さるふつ名物ホタテづくし膳の昼食:)=クッチャロ湖(ラムサール条約にも登録された道北最大の湖を車窓観光)=層雲峡温泉【1日のバス走行距離:約305km】

◆夕食 バイキングをご用意! ◆峡谷に湧く露天風呂付き 【宿泊先:ホテル大雪】

4日目(10月5日)
(層雲峡・大雪山黒岳観光)

ホテル(7:45)=層雲峡駅≒黒岳ロープウェイ>≒標高1,300m地点まで空中散歩:>≒黒岳駅(○大雪山の雄大な自然を満喫:)≒黒岳ロープウェイ≒層雲峡駅=△層雲峡(七賢峰・観音岩など大雪山麓の峡谷美を車窓より)=砂川(北海道銘菓のお買物:= 新千歳空港⇒福岡空港【1日のバス走行距離:約240km】朝:
旅行ルート
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◆毛ガニ一杯やズワイガニ食べ放題、海鮮丼、さらにいくらのかけ放題と北の味覚盛りだくさん!

2泊目は、利尻島内にご宿泊することで、稚内に日帰りで戻らずのんびり離島に滞在できる。
離島への移動はバスも一緒にフェリーに乗り込む為大きな荷物の持ち運びがなくラクラク!!
利尻島では、美しい利尻富士を望む『オタトマリ沼』や、原生林に囲まれた神秘的な『姫沼』を散策
礼文島では北限の岬『スコトン岬』や奇岩を望む『桃台猫台』を訪れます
日本最北端宗谷岬では、『最北端到達証明書』をプレゼント!
4日目は、北海道の屋根と呼ばれる日本一紅葉が早い大雪山を黒岳ロープウェイに乗って空中散歩!
3泊目は層雲峡温泉にご宿泊!大雪山の峡谷に湧く温泉でゆったりお寛ぎ 利尻昆布を参加者全員にプレゼント! 

福岡空港発JAL11時15発 新千歳空港13:25着 
砂川SSでトイレ休憩、北海道はすでに秋模様でしたが以外にも寒くなく快適でした。
 高速道千歳ICから深川IC〜留萌へ、留萌からは日本海沿いのオロロンラインで稚内の宿泊ホテルへ(19・30着)
 日本海オロロンラインは、北海道日本海側・石狩市から天塩郡天塩町までの国道231号・国道232号の愛称であ、国道337号、国道5号、道道106号を含め、小樽市から稚内市を目指す。国道231号及び国道232号は留萌市で接続する。オロロンラインとも称される。
道の駅おびら鰊(にしん)番屋
昭和30年まで日本海に押し寄せたという鰊、右奥が、当時を伝える歴史的建造物・旧花田家番屋。
稚内天塩線(106号線)、南北3.1kmにわたって並ぶ28基の風車。 
宿泊先:ホテル喜登 夕食・毛ガニ一杯付稚内名物たこしゃぶ御膳 
メニューのホッケ、たこのしゃぶしゃぶそしてカニ共に美味しく、さすが稚内の海の幸でした。

稚内港 〜(ハートランドフェリー)〜香深港(礼文島)へ

稚内フェリーターミナルから利尻島へ。ハートランドフェリーのサイプリア宗谷で52km、約1時間40分の船旅でした。 最初は混雑していた船室に座りましたが、以外に寒くなかったので船の後部デッキ(オープン)のイス席に座りながら利尻富士を撮影をしました。
 稚内港北防波堤ドーム(1999年完成・北海道遺産)
 後部デッキ・カモメが追ってきます  2等船内
ハートランドフェリーからの利尻富士(標高1721m) 
 船のデッキからは、雲の中から頭をだした利尻富士が見えてきました。
約2時間で香深港(礼文島)へ到着 
 

礼文島観光

スコトン岬(礼文島最北限の岬)
スコトン岬展望台と海馬島 
島の最北端の岬に立つと、海原が左右180度に広がり、よく晴れた日には、沖合いにサハリンの島影も望むことができるそうです。岬の正面に浮かぶ周囲4kmの無人島・トド島は、海鳥の楽園。夏は、花々やゴマフアザラシも観察することができます。   
宗谷岬と異なり、海に突き出た岬であるため、周りの荒涼とした風景と重なり非常に趣のある岬で岬の先には海驢島(トド島)が見え更にその北に種島があります。
スコトン岬には「最北限の地」という標柱が立っています。礼文島内では最北の地なのですが、日本最北端の地である宗谷岬よりはわずかに南に位置するため、「最北限」という表現になっているとか。
 最北限を名乗っているものが多く、この「最北限のトイレ」以外に「最北限の売店」「最北限のバス停」などがあるそうです。
 岬の真下に「民宿スコトン岬」があり、「人が住んでいます。石を投げないでください」との看板が立っていました。
 
礼文島の北端「スコトン岬」から途中の「レブンアツモリ草群生地」などを車窓から眺めながら澄海岬へ 
スカイ岬(澄海岬)(礼文島一の透明度を誇る海) 
急な階段を登りきった岬から望む海は、どこまでも澄んだ青い海で光の射しかたや水深によってはライトグリーンやエメラルドグリーンなどに変化するそうです。その名の通り、透明度の高い入り江は、海底の石まではっきりと手にとるように見えました。
西上泊園地 (案内板にあった「西上泊園地」の説明文) 
澄海岬(西上泊園地)は、島の西海岸に連なる断層を展望し、足元に透んだ海を見おろす絶景の地です。
島内でこの澄海岬や、北に見えるゴロタ岬、スコトン岬、トド島の周辺は、玄武岩という火成岩からできています。
一方、ここから南に続く海岸線は、礼文島の基盤の古い堆積岩が隆起したものです。
それぞれ石はかたく、波の浸食に強いため断崖絶壁となっています。
礼文島の豪快で可憐な自然を味わえる西海岸8時間コースは、スコトン岬を出発し、この岬を通り、宇遠内、元地へと続いています。
−君の心青く澄んで、僕の心がとりもどす海の青さ− (歌「僕の終わり」より) 
 
「澄海岬」の展望台から東側の湾を見下ろした景色です。曇り空でしたが、海の色は素晴らしく、しばらくの間眺めていました。沖縄の海の色にも似て、見ていると心が癒されるようです。北に突き出た「澄海岬」の沖には、岩山が続く「稲穂ノ崎」が見え、更にその向こうには「ゴロタ岬」が見えています。澄海岬の展望台を下りていく途中で西上泊の漁港や、集落が見えます。港に高いフェンスがありますが、冬の風対策の設備で民家や船を守っています。
入江の周辺にはこの時期の最後の可憐な花々がまだ咲いていました。 
夏には右手の斜面一帯には黄色い「トウゲブキ」の花が咲き乱れ、その間にピンク色の「イブキトラノオ」も見られるそうです。
 
香深漁港での『海鮮丼』の昼食   漁港を散歩しながらカモメを撮影 
北のカナリアパークの見学 
「北のカナリアたちの映画ロケ地だった北のカナリアパークは2013年7月27 日にグランドオープン。
「北のカナリアたち」は、礼文島や利尻島、稚内市、豊富町がロケ地として撮影された映画。雄大な自然も映画の見どころのひとつです。

パークの中心施設は、ロケのために建てられた学校。廊下には、実際に廃校になった学校のものが利用されています。
校舎内には、ロケ時の写真や衣装を展示していました。
洋上に浮かんでいるような利尻山は絶景でした。
 湊かなえ原作の短編集『往復書簡』に所収された「二十年後の宿題」を原案としている。監督は阪本順治。吉永小百合の116本目の出演作品である。全国330スクリーンで公開され、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった[2]。第36回日本アカデミー賞 では、最多タイとなる12部門で優秀賞を受賞、うち3部門で最優秀賞を受賞した。その他の受賞については受賞歴を参照。小学校の撮影には既存の分校を撮影に使う案もあったが、平屋の木造校舎というイメージに合う建物が見つからなかった。木村大作は島の自然を捉えることにこだわり、利尻富士の見える候補地にセットを作ることを進言した。このセットは撮影後も保存され、2013年7月27日に「北のカナリアパーク」として一般公開された]
 映画「北のカナリアたち」のロケ地。礼文島南部の高台で、ロケが行われるまでは一般の人は立ち寄るところではありませんでした。でも、島の人はここから見る利尻富士が一番と言います。はるが赴任した麗端小学校岬分校。この映画のために建てられたメイン舞台だそうです。
礼文島の香深港から見た利尻富士(標高1721m) 
礼文島から見た利尻富士が一番綺麗でした 
 
礼文島・香深港 からハートランドフェリー:で利尻島・鴛泊港 へ、(所要時間40分) 

利尻島観光

利尻島鴛泊港に到着。
稚内の南西約52kmに位置する利尻島は、標高1721mの利尻山をそのまま海に浮かべたような島で面積182.11ku、人口は今日現在、5088人だそうです。
姫沼
(原生林に包まれた神秘の沼神秘的な沼で姫沼を一周。天気がよければ逆さ利尻富士が見えたはず。) 
原生林に囲まれた神秘的な湖は、ヒメマスが飼育されたという由来から姫沼と呼ばれるようになったらしい。
 
 湖の外周は遊歩道が整備されており20分程度で一周しました。狭い木道のところもあり、原則は時計回りだそうです。途中に野葡萄や最初は花粉が飛んでいると思いましたがよく見ると羽がある虫に出会いました。
  仙法志崎灯台 
オタトマリ沼
(天気がよければ白い恋人のパッケージで有名な利尻富士がみえるはず)
 
東海岸を南下し、島の南東部に回り込んで着いたところがオタトマリ沼。利尻の代表的な景観のひとつ。ここも湖面に写る逆さ利尻富士が有名らしい。 午後3時を回っており、おやつタイムでもある。横のお土産店は、観光客でごった返していた。 
仙法志御崎公園(利尻島最南端) 
利尻島の南の端、道道108号線から1kmにある公園が仙法志御崎公園。公園の海岸沿いには仙法志ポン山から流出した溶岩流でできた荒々しい磯場が広がり奇岩・怪石が見られ磯場には天然の磯を利用した観察場があり、自然の磯の様子を間近に見ることができましたが生憎の雨のため短時間で観光。。土産物屋ではゴマフアザラシの餌が販売されていて、観光客は自然のゴマフアザラシ相手に餌やりができました。
利尻山の景勝地 鮮やかな紅色をしたハマナス 
観光客から餌をもらうアザラシ 
島の西海岸を北上して、宿泊地の利尻富士温泉に向かう途中、ガイドさんが、珍しい岩が見えますということでみたのは『寝熊の岩』と『人面岩』。バスはゆっくり徐行してくれましたがそのつもりで見れば、なんとなく しかし生憎の雨ではっきりとは。
寝熊の岩 人面岩 
宿泊先:北国グランドホテル 夕食・(いくらのかけ放題、寒ひらめのお造りなど北の味覚満載膳)
いくらは腹いっぱい食べました。
宿泊先の北国グランドホテル屋上からの利尻島
利尻島ペシ岬。標高約93m、別名灯台山。 
 利尻島・鴛泊港〜ハートランドフェリー:110分〜稚内港 JR稚内駅構内 最北端の線路。
宗谷本線 稚内駅
(昭和3.12.26開駅)― 指宿枕崎線 西大山駅(昭和35.3.22開駅)最南端から北へ繋がる線路はここが終点。
宗谷岬(日本最北端の地) 
日本のてっぺん宗谷岬に到着。はるか北の海にはサハリンも望めることがあるそうです。公園化された一角には、間宮林蔵の像があり北端のモニュメントでは、小雨の中の記念写真。そして日本の最北端(北緯45度31分22秒)を実感してバスに戻ると、日本最北端・到着証明書もひとりひとりに配布されました。 
宗谷岬(間宮林蔵像と最北端のモニュメント) 
日本最北端の記念写真   
宗谷岬 日本最北端 北緯45度31分14秒。 
 宗谷岬を回り込むと左はオホーツク海となり、オホーツクラインと名付けられた国道を南東に向かって走る。昼食は猿払で名物のホタテづくし御膳でした。
層雲峡・大雪山黒岳観光

ここの紅葉は例年より早く、2週間前に黒岳は終わり、層雲峡が盛りでしたので5時に起床してホテルの支配人より教えてもらった紅葉谷へ撮影に。黒岳5合目からは雪を被った黒岳と層雲峡ホテル街の紅葉写真を撮影。
ツアー4日目のコース 
ホテル大雪〜層雲峡駅<黒岳ロープウェイ>黒岳駅(5合目散策)〜層雲峡駅〜層雲峡(七賢峰・観音岩など大雪山麓の峡谷美を車窓より)〜砂川オアシス〜 新千歳空港〜福岡空港へ

宿泊先:ホテル大雪
レストランからの大雪山の紅葉 
紅葉谷(層雲峡・ホテル大雪より歩いて10分)
ここの紅葉は例年より早く、2週間前に黒岳は終わり、層雲峡が盛りでしたので5時に起床してホテルの支配人より教えてもらった紅葉谷へ撮影に。まさに全山紅葉で九州より1ヶ月早い紅葉を楽しみました。
 
 
 
層雲峡駅≒黒岳ロープウェイ≒標高1,300m地点まで空中散歩:所要時間約7分≒黒岳駅(大雪山の雄大な自然を満喫:) 
 大雪山黒岳5合目の展望台
 黒岳5合目からは雪を被った黒岳と層雲峡ホテル街の紅葉写真を撮影
 
 
層雲峡温泉街 
 
層雲峡駅からは層雲峡七賢峰・観音岩など大雪山麓の峡谷美を車窓より観光して新千歳空港
途中、上砂川ハイウエイオアシスで最後の買い物
(北海道銘菓)
何故かフェアレディーZが大集合していました。 
上砂川のハイウエイオアシスで買い物= 新千歳空港⇒福岡空港へ 
バスの中では高年齢にもかかわらずにこやかに楽しく案内してくれたガイドさん。安全運転の運転手さんに感謝。新千歳空港では航空券や注意事項などの最後の話でツアーは解散となりました。添乗員さんにも感謝。お疲れ様でした。
今回の旅行は大事な2日目と4日目が天気に恵まれて久しぶりのいい旅行ができました。心配でした台風の影響もなく無事帰宅となりました。