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初夏の山里を彩る「壬生の花田植」
広島県山県郡北広島町壬生で、開催された日本一大きい田植えのお祭り「壬生
(ミブ)の花田植」を撮影しました。6月の第一日曜日、今年は2日に開催。この花田植えは田の神に豊穣(ほうじょう)を祈願する祭典として、中世以降、西日本を中心に広まり、壬生の花田植は、現存するものでは最大規模です。飾り牛が14頭、田楽団、囃し方、早乙女さん、裏方さんをいれて約100名の規模でした。子供田楽団も結成してその後継者育成を評価されて2011年にユネスコ世界無形文化遺産に登録、又、国指定の重要無形民族文化財の指定をうけています。この花田植は写真だけでは花田植の全体の絵巻が解かりにくいので当日撮影した動画を掲載します。ユネスコ文化遺産に登録されてから全国的にも有名になり、当日は小雨にも関わらず多くの見物客やカメラマンで混雑していました。この祭りは雨が降らないというジンクスがあるそうで始まりは小雨でしたが花田植えが始まるころには雨がやみ撮影は順調でした。ただ花笠踊りの花笠は和紙で出来ているので中止となりました。(若草写真館・福永攻治) 
壬生の花田植(みぶのはなたうえ)
概要
西日本には鎌倉時代の頃より、組で田植をする際、ささらを持ったサンバイの指揮で大太鼓や小太鼓、笛や手打鉦で囃し、早乙女は田植歌を歌いながら田植をするという風習があった。これは田の神を祭って無病息災と、豊穣を願う農耕儀礼であるが、同時に苦しい田植作業を楽しくしようする方法でもある。そして、沢山の人々を集めて盛大に、はやし田が行われるようになり、これに参加する牛は豪華な花鞍をささらに造花で飾られ、早乙女らは今日を晴れにと着飾った。その様子が美しく、花田植の名が付いたと言われている。
壬生の花田植えは、現在西日本に残る花田植えとしては最大の規模を誇り、また、その歴史の深さにより、1976年(昭和51年)国指定重要無形民俗文化財に認定され、2009年(平成21年)5月にユネスコの無形文化遺産候補に選ばれた。
きらびやかな装具をつけた飾り牛、かすりの着物に菅笠をかぶった早乙女、見事なバチさばきを見せる囃子手等、そのいずれもが、新緑の山、田んぼの水面にマッチし、初夏の一大絵巻となっている。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
      祭りの
 スケジュール
  

【道行】

11:00〜

壬生小子ども田楽(壬生小学校出発)

12:00〜

本地花笠おどり(壬生小学校出発)

12:10〜

飾り牛(壬生神社出発)

12:30〜

壬生田楽団(高峰会館出発)

川東田楽団(壬生小学校出発)

 【芸能発表】

12:00〜

壬生小金管バンド

子ども田楽

12:40〜

本地花笠踊り

  【田植】

14:00〜

飾り牛代掻き・田楽・田植

 ●撮影機材  (カメラ )  D800、 D7000
          (レンズ )  AF-S 70-200mm F2.8GEDVRU 、AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VRU
 壬生の花田植撮影記
昨日は会場から車で10分の北広島の旅館に宿泊、朝9時には花田植会場で撮影場所の確保をして早速壬生神社での撮影です。神社では、飾り牛14頭が豪華な花鞍を胴体に固定したり、尻尾の藁の三つ編みをしながら飾りつけをしていました。
飾り牛達はおとなしく、とても優しい眼をしていて綺麗に飾られ気持ちが良さそうでした。今日の花田植のために音楽を聞かせて人混みに慣れさせているそうです。
神社の次は商店街の小学生の田楽団(壬生小)の道行踊りを撮影。
花田植会場では壬生小金管バンドド演奏や子ども田楽団の踊りがはじまりました。
田植え祭りの会場は、北を走る「壬生バイパス」と「志路原川」に囲まれた以外に小さい田んぼです。田んぼの北・東は案内所と無料の椅子席(早いもの勝ち)、南と西は土手でどこからも見られます。
花田植の構成は、飾り牛、囃し(はやし)、サンバイ、早乙女です。.いよいよ豪華な飾り牛・14頭の入場です。
開始早々の30分程度、飾り牛が田んぼの中をぐるぐる回りますので、どの方向からでも撮影できますが前の方は泥がかかります。牛の背中の衣装・くらを新調すると車が買えるほどなん百万円もかかるそうです
早乙女達が田んぼに入ると本当に雨が止んでいました。 
田楽団のはやしに合わせ早苗を植える早乙女さん達。 
「飾り牛」による代かきから、「サンバイ」と呼ばれる田植えを指揮する者、苗を植える「早乙女」、大太鼓や笛で盛り上げる「囃し」の三者が一体となって、あでやかに繰り広げる花田植絵巻でした。
 田植え唄飾り牛のあと、40分程度続きます。予定通りなら飾り牛が2:00に始まり、3:30に終了します。 
平成23年11月「世界無形文化遺産」に登録された壬生の花田植は、豊作を願って行われる民俗芸能で、きらびやかな衣具をつけた飾り牛、大太鼓や手打ち鉦、ささらを打ち鳴らす囃し方の見事に調和したリズムと、絣の着物に菅笠のいでたちで田植え歌を歌いながら早苗を植える早乙女の動きは、田園風景にマッチし、そのスケ−ルの大きさと古式豊かな内容は、多くの人を魅了しています。
これも地元の皆さんが壬生の花田植保存会を結成し、担い手の子供田楽団の育成をしながら保存伝承に努力した賜物です。
初夏の一日、世界に認められた一大絵巻を、楽しませてもらいました。この祭りは広島で前泊し、まず花田植の見学場所を確保してから、午前中は神楽を見たり、壬生神社で飾り牛の準備風景や道行のある商店街を見物するのがお勧めです。
花田植の動画
壬生の花田植は写真だけではその規模といい、豪華な飾り牛や田楽団の踊りが判りにくいので動画を撮影・編集をしました。
 壬生の花田植・スライドショー