東日本大震災で宮城県・松島基地が被災したため活動拠点を福岡県芦屋基地に移していたアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」が帰還することになり、3月25日、芦屋基地上空でお別れの曲芸飛行があり、多くの航空ファンが集って別れを惜しんでいました。
二年前に発生した東日本大震災。ブルーインパルスのホームである宮城県松島基地は甚大な被害を受け、建物だけでなく、基地所属の航空機も津波に襲われましたが、展示飛行を行う為、たまたま福岡県に滞在していたブルーインパルスの機体は難を逃れました。松島基地へ戻る事ができない間、福岡県芦屋基地を一時的なホームとし訓練を続けてきましたが、松島基地は津波対策として3メートルかさ上げし、新たな格納庫を建設するなど復旧工事が進んだ事から、今年度末に松島への帰還が決定しました。
隊員約60人が28日に芦屋基地を離れ、31日に松島基地に戻るそうです。曲芸飛行は、地元の芦屋町や周辺自治体の住民に感謝の気持ちを込めて開催されました。午前10時すぎ、6機のT4練習機が大空へ。白煙で大空にハートを描くなど約40分の演技を披露。着陸後、地元の芦屋小の児童から、隊員たちに花束が贈られてお別れフライトが終わりました。(福永攻治)
●撮影機材
(カメラ ) D800
(レンズ ) AF-S 70-200mm F2.8GEDVRU 、 テレコンバーター1.5 手持ち
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