本文へジャンプ 平成22年8月15日 
  

2010.04.08

打ち上げ花火の撮影について


【1】 機材の準備とレンズの選択
●機材の準備
花火を撮影するためには一眼レフカメラにレンズ、三脚、レリーズがあればOKです。
レンズは標準的なズームレンズ(28〜50・70mm程度)で絞って使うため開放F値が暗くてもOKです。

1、三脚  できるだけがっしりとしたものを準備。長時間の撮影のため組立イスがあれば楽です。
2、レリーズ  シャッターのぶれ対策とシャッターの開閉時間の調整のため、レリーズがあれば楽です。
3、ミニライト  懐中電灯 カメラの設定確認などに使用する。
4、遮光紙  バルブ撮影中に露光を中断させるために使用。黒くて光を反射させないものなら何でもよい。


【2】 撮影場所
撮影場所は風向きを注意して、煙の影響を受ける風下を避けて風上からの撮影が鉄則です。
花火との距離は近すぎず、遠すぎず、約300〜500m程度の距離でファインダーをのぞき、構図に無理がないか事前の確認が必要です。至近距離から写す場合は、真上に打ち上がる花火を撮ることになるため、体力は必要。全体を写すには超広角レンズが必要です。


【3】 花火の撮影方法
(ピント)

       ●花火の撮影ではAF(オートフォーカス)は使わず、MF (マニュアルフォーカス)で無限遠(∞)の位置に合わせて撮影。明るいうちにファインダーでピントを確認し、フォーカスリングをテープで固定すればピントがずれる心配はなくなります。

MF(マニュアルフォーカス)の設定はレンズ側、カメラ本体側両方ともMFに設定。

VRレンズはVRをOFFにして使用。


(露出)
●感度はISO100〜200など最低感度に設定。

●露出はF5.6〜11(スターマイン系の明るい花火はF11以上)。ISO200ならF11。ISO100ならF8あたりが基準

(シャッター速度)
●シャッター速度はバルブ(Bまたはbulb)に設定。シャッター速度は4秒程度を中心に、2秒から8秒程度が使いやすい。あまり短いと花火が垂れるところが写らないし、あまり長いと次の花火と重なる。 F9程度で明るめの連発花火で1秒程度、長く尾の引く花火で4秒くらい、小さめ・暗めの連発花火で6〜8秒くらい、あくまで感覚値ですので自分で試して決めてください。

(その他)
●ホワイトバランスはオートでなく、デーライトに設定。


   【4】撮影テクニック

@ 花火を複数重ね合わせる
バルブ撮影中に花火が上がったらレンズの前の遮光紙をどけ、消えたらまたかぶせる。これを数回くり返すと、一発では寂しかった花火が迫力を増します。但し、重ねすぎると花火が白く飛んでしまうので注意が必要。又、1発目が終わり2発目が上がる前にレンズの向きを少し変えて映すと複数の花火が撮影できます。


A露光間フォーカス
 ピントを外した状態でシャッターを開け、花火の動きに合わせてピントが合うようにピントリングを回し、頃合を見てシャッターを閉じます。逆にピントを合わせた状態から外して撮影しても面白い撮影ができます。
出来るだけブレないように∞からピントをずらす、またはピントをずらしてボケた状態から∞へ(∞でピントが合います)。ズームレンズならばこのときにズーミングしても面白い写真が撮れます。

●花びらの先端が太くなるのはピントが∞→近距離に移動

●花びらの先端が細くなるのはピントが近距離→∞に移動